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介助犬の育成の流れ

介助犬の育成の流れに関する説明です。

一人前の介助犬として育ってくれる犬は少なく、また育成期間も2年強と長く、時には育成の途中で適正があわないでキャリアチェンジをしなければならないなど、生き物ゆえの難しさがあります。

介助犬育成の流れ

  1. 繁殖 介助犬として適性のある犬を繁殖し仔犬を出産させます。子犬は母犬や兄妹犬とおよそ50日位まで一緒に生活をします。
  2. パピーレイザーへ仔犬委託 生後50日前後に将来、介助犬の訓練を受ける仔犬(介助犬候補犬)をパピーレイザー(飼育奉仕者)に一年間預かっていただき、人間との信頼関係を構築し、人間社会のルールを教えていただきます。
  3. 介助犬のトレーニング 仔犬が1歳過ぎ成犬になったらパピーレイザーから引き上げて、介助犬適正テストを実施し、合格した犬のみ介助犬として必要な訓練を開始します。介助犬の訓練は、基礎訓練、介助動作訓練及び合同訓練の3段階で実施します。
  4. 介助犬希望者の面接 脳性マヒ、筋ジストロフィー、リュウマチ性の関節炎、脊髄損傷、その他の内臓疾患等、あるいは一人暮らしのシニアの方など、運動機能に障害のある方で、生活の自立に介助犬を役立てる意思があり、介助犬に愛情を持ち飼育管理が可能かどうかなど審査し介助犬の利用の可否を判断します。 申し込めば誰でも介助犬が利用可能ということではありません。
  5. (5)介助犬希望者との合同訓練 介助犬希望者と介助犬候補犬の合同訓練を開始します。合同訓練の事前に医療、福祉関係者、獣医師、介助犬トレーナーなどの専門家が、利用者にとってどのような介助動作が必要であるか、意見をまとめ、介助犬希望者のニーズや意見を反映し、介助犬希望者の障害や利用目的に基づき訓練計画を策定し、合同訓練を実施します。
  6. 厚生労働省の介助犬認定試験を受験 合同訓練を終了したら厚生労働省の指定した機関で実施する介助犬認定試験を使用者と介助犬候補犬は受験します。
  7. 介助犬認定試験に合格 合格すれば厚生労働省の認定介助犬として公共の施設や交通機関などへ同伴が認められます。
  8. 厚生労働省の認定介助犬として実働開始。 ユーザーを介助犬として一緒に生活を共にし、手となり足となりユーザーをサポートし支え、介助犬として実働します。
  9. フォローアップ ユーザーが介助犬を安全に使用し生活できるように、育成施設が責任を持ってフォローアップをします。
  10. リタイア 介助犬の現役を引退してリタイア犬ボランティアの家庭で余生をペットとしてのんびり過ごします。

介助犬の説明

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